今年(2025年)の台風シーズン、7月に入り気になるのが“台風6号”についての情報ですよね。
2025年7月17日現在、台風シーズンも本格化し、台風6号の「たまご」(熱帯低気圧や熱帯擾乱)の発生状況が注目されています。ここでは、米軍合同台風警報センター(JTWC)、ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)、気象庁(JMA)、そしてWindyなど最新の気象情報をもとに、台風6号のたまご発生や進路予想をまとめました。
この記事では、
- 米軍合同台風警報センター(JTWC)
- ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)
- 気象庁(JMA)
- Windyなど民間気象サービス
を総合的にチェックした最新情報をまとめました。専門用語にもできるだけわかりやすい説明を加えていますので、ぜひ最後までご覧ください。
\いざという時の備えに/

現在の台風発生状況と“たまご”の有無
◆ 気象庁の公式情報
2025年7月17日現在気象庁は「24時間以内に台風へ発達する見込み」と公式発表しています。
- 種別:熱帯低気圧(まもなく台風6号昇格見込み)
- 最新情報発表時刻:2025年7月17日午前6時
- 中心位置:フィリピンの東(北緯15.0度、東経127.2度)
- 移動方向・速さ:西へ20km/h
- 中心気圧:1000hPa
- 最大風速:15m/s
- 最大瞬間風速:23m/s
◆ 米軍JTWC(Joint Typhoon Warning Center)
- 台風6号(JTWC識別番号:06W)は、2025年7月16日、フィリピンの東で発生した熱帯低気圧として米軍JTWCが監視を開始しています。
- 現段階では熱帯低気圧ですが、24時間以内に台風へと発達する見通しとされています。
- JTWCは、最新の衛星観測や数値予報モデルに基づき、この熱帯低気圧の発達と進路を警戒中です
◆ ECMWF(ヨーロッパ中期予報センター)とWindy
- ECMWFの数値モデルおよび確率予測では、7月16〜19日にかけてフィリピンの東で熱帯低気圧が発達し、台風6号になりうるシステムが発生中です。
- 進路予測では、フィリピン東沖からバシー海峡(台湾南部〜フィリピン北部の間)を通り、南シナ海方向へ進行する見通しが優勢です。
- 特に、「18日〜21日ごろにフィリピン北部や台湾付近に最接近、南シナ海方面へ到達」というシナリオがECMWFモデルで支持されています。
- 現段階での数値モデルは「熱帯低気圧~台風クラス」で解析されており、今後の発達・進路の不確実性も考慮が必要です。
WindyではECMWF・GFSなど複数モデルの台風予測を可視化できます。2025年7月17日朝時点では、フィリピン東沖に台風のたまご(熱帯低気圧)が表示され、数日以内のさらなる発達がECMWFシミュレーションからも確認可能です。
各機関の特徴と比較
機関 | 強み | 更新頻度 | 備考 |
---|---|---|---|
気象庁(JMA) | 日本近海の詳細な進路・強度予測 | 3時間ごと | 日本語対応 |
米軍(JTWC) | 広域・早期の台風たまご監視 | 6時間ごと | 英語/UTC |
ECMWF | 長期・高精度な数値予報 | 12時間ごと | Windy上で視覚化 |
Windy | リアルタイム気象可視化 | リアルタイム | 複数モデルを選択可 |
台風“たまご”の発生メカニズム
台風のたまご=熱帯低気圧が発生しやすい条件:
- 海面水温が26.5℃以上
- 上空との気温差による大気の不安定さ
- 5度以上の緯度(コリオリ力が働く場所)
- 風のせん断が小さい
これらの条件がそろうと、熱帯擾乱が台風に成長する可能性が高まります。
台風6号のたまご発生の確率と過去傾向
- 熱帯低気圧(台風のたまご)が台風へ発達する確率は概ね50%前後とされています。しかし、個別に見ると気象機関ごとに評価が異なり、米軍JTWCの「High」判定では80~90%超、「Medium」判定なら40~60%程度と考えられています。
- 2025年7月現在、フィリピン東海上に発生している台風6号のたまごは24時間以内の台風昇格が予想されており、極めて高い確率で台風化する状況です
発達確率:一般的な熱帯低気圧が台風へ発達する確率は約50%、JTWCが「High」判定を出した場合は約70%とされています

7月中旬以降だとちょうど夏休みに入ってきますね。旅行など予定してる人は注意して今後の動きを確認してくださいね。
Windy・ECMWFでの今後の兆候
ECMWF(ヨーロッパ中期予報センター)最新シナリオ
台風6号へと昇格濃厚な熱帯低気圧は、フィリピン東海上で発達中です。
ECMWFの予測モデルによれば、今後数日でこの低気圧が台風6号となり、西~北西進を続けながらフィリピンに接近、バシー海峡(台湾南部~フィリピン北部)を経て南シナ海に達する進路が有力視されています。
進路図のシナリオでは、18日午後21時ごろにはほぼバシー海峡に達しており、中心気圧は994hPa前後、その後中国大陸に向かう流れが主流です。
Windyによるリアルタイム・ビジュアル兆候
Windyでは、ECMWFの最新データを使った気圧・風速の実況や進路予測を直感的に視覚化できます。
7月18日夜ごろまでに、フィリピン北東沖~バシー海峡付近へとまとまった渦が南シナ海方面に進行する動きが、ECMWFモードで可視化されています。
海面水温28~29℃と高温エリアが広がっており、発達に好条件が揃いつつあります。
まとめ
- 台風6号のたまご(熱帯低気圧)はフィリピン東で発達し、まもなく台風6号に昇格する見通し
- ECMWF・Windyの最新モデルでは、フィリピン北東沖からバシー海峡・南シナ海へ進む進路が有力
- 18日ごろバシー海峡付近で気圧が下がり、発達しながら中国大陸方面へ向かう予測
- 沖縄・先島諸島・台湾などで高波や強風、局地的大雨への注意が必要
- 進路や発達の変化もあり、最新の公式発表や気象情報の確認が重要
2025年7月17日朝時点で、台風6号のたまごとなっている熱帯低気圧がフィリピン東海上で発達しています。最新の気象モデル(ECMWFやWindy)では、今後この低気圧が台風6号に昇格し、フィリピン北部~バシー海峡を通って南シナ海・中国大陸方面へ進む予測が主流です。沖縄・先島諸島・台湾周辺では高波・強風・大雨が懸念されるため、今後の台風情報や気象庁・米軍等の発表をこまめにチェックすることが大切です。

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