2025年もプロ野球シーズン終盤のビッグイベント「クライマックスシリーズ(CS)」がいよいよ始まります。
この記事では、2025年クライマックスシリーズの日程や最新ルール、変更点、延長引き分け時の決着方法、そしてアドバンテージ(1勝措置)について徹底解説します。
それぞれのステージの進行方法や、今年ならではの注目点も詳しくご紹介しているので、観戦前の予習や、応援プランの参考にお役立てください。
2025年クライマックスシリーズはいつ?今年の全体概要から解説
2025年のプロ野球クライマックスシリーズ(CS)は10月11日から開催されます。セ・リーグとパ・リーグそれぞれ、レギュラーシーズン上位3チームが日本シリーズ進出をかけて戦います
- ファーストステージ:各リーグ2位と3位が3試合制で対戦、先に2勝した方がファイナル進出。すべて2位チームの本拠地開催。ファイナル進出のボーダーは2勝、引き分け多数や勝敗同数の場合は2位球団勝ち抜け
- ファイナルステージ:1位チーム(1勝アドバンテージ付き)とファーストステージ勝者が最大6試合で対決、先に4勝したチームが日本シリーズ進出。すべて1位球団の本拠地開催
セントラル・リーグ日程
ステージ | 対戦 | 会場 | 日程・開始時間 |
---|---|---|---|
ファースト | DeNA(2位)vs 巨人(3位) | 横浜スタジアム | 10月11日(土) 14:00 10月12日(日) 14:00 10月13日(月・祝) 14:00 予備日:10月14日(火) 18:00 |
ファイナル | 阪神(1位)vs ファースト勝者 | 甲子園球場 | 10月15日(水) 18:00 10月16日(木) 18:00 10月17日(金) 18:00 10月18日(土) 14:00 10月19日(日) 14:00 10月20日(月) 18:00 予備日:10月21日、22日 18:00 |
パシフィック・リーグ日程
ステージ | 対戦 | 会場 | 日程・開始時間 |
---|---|---|---|
ファースト | 日本ハム(2位)vs オリックス(3位) | エスコンフィールド | 10月11日(土) 14:00 10月12日(日) 14:00 10月13日(月・祝) 14:00 予備日:10月14日(火) 18:00 |
ファイナル | ソフトバンク(1位)vs ファースト勝者 | みずほPayPayドーム福岡 | 10月15日(水) 18:00 10月16日(木) 18:00 10月17日(金) 18:00 10月18日(土) 14:00 10月19日(日) 13:00 10月20日(月) 18:00 予備日:10月21日、22日 18:00 |
- 各ステージすべて2位(ファースト)、1位(ファイナル)の本拠地開催で、リーグ成績上位チームが有利です
- ファイナルステージでは1位球団に1勝のアドバンテージがあります
- 引き分けがあった場合、勝ち数が同じときは上位球団が勝者となります
各ステージの詳しいルール解説
続いては、クライマックスシリーズを構成する「ファーストステージ」「ファイナルステージ」の詳細ルールをわかりやすく整理します。
- 2位チームと3位チームが対戦
- 3試合制(最大で3試合。先に2勝した方が勝ち抜け)
- すべて2位チーム本拠地開催
- 引き分けを含め同数の勝利(例:1勝1敗1分、または3引き分け)の場合、レギュラーシーズン上位=2位の球団が勝者
- 延長戦は12回まで。引き分け試合も発生しうる
- 1位球団とファーストステージ勝者が対戦
- 1位球団には「アドバンテージ」として事前に1勝付与
- 最大6試合(アドバンテージ含めて先に4勝した方が日本シリーズ進出)
- すべて1位球団の本拠地
- 勝利数が同じ場合はレギュラーシーズン1位球団が勝者
- 延長戦はセ・パ両リーグとも12回まで
アドバンテージとは
- アドバンテージについて
- 1位球団はシリーズ開始前に1勝を持った状態でスタート
- 実際の試合は最大で6試合、先に4勝(アドバンテージ込み)した方が日本シリーズへ
- もし勝利数が同じ場合は、リーグ順位が上の1位球団が日本シリーズ出場
- 延長は12回まで、引き分けの場合は勝利数が優先
- なぜアドバンテージがあるの?
- レギュラーシーズンを1位で終えた球団の優位性を保つため、ファイナルステージ開始前に1勝を与えられます。
- 引き分けが増えたらどうなる?
- 規定の勝利条件に到達しない場合、順位上位球団が勝ち上がります。
それぞれのルールは、レギュラーシーズンの順位による“優位性”を明確に反映する仕組みになっています。まだ不明点や具体例を知りたいところがあれば、気軽に質問してください。

事前の1勝のアドバンテージ以外にも引き分けの際の優位など、上位球団が有利になるようになっているんですね!!
2025年はどこが変わった?変更・追加ルールまとめ
2025年クライマックスシリーズでは、いくつかの変更点や追加ルールが発表されています。主なものは以下の通りです
主な2025年の変更・追加点
- 予告先発投手制度の導入(セ・リーグのみ)
セントラル・リーグのクライマックスシリーズでは、予告先発投手制度が初導入されます。各試合の前日に両チームが先発投手を発表し、戦略の透明性が向上します。 - コリジョン(衝突)ルールの強化
走者と捕手のクロスプレーに関して、審判の判断基準がさらに明確化され、衝突プレーの危険防止策が強化されます。 - 延長戦規定の統一
セ・パ両リーグとも延長戦は「12回まで」、引き分けの場合は勝利数で決着となります。これによりシリーズ全体の運営ルールが統一されました。
そのほかの特徴
- 1位球団への1勝アドバンテージや開催方式、ファースト/ファイナルステージの本拠地開催は2024年と同様、継続されています。
今年はとくに予告先発導入による戦術面の変化が注目されています。
試合ごとに先発投手が事前発表されることで、観戦・応援の準備もしやすくなります。2025年のクライマックスシリーズでは、セ・リーグで「予告先発投手制度」が初めて導入されたことが主な変更点です。
この制度では、両チームが試合前日に先発投手を発表することで戦略がより透明になり、ファンやメディアの注目度も高まっています。
また、延長戦はセ・パ両リーグとも「12回まで」という統一規定となりました。そのほか、コリジョン(衝突)ルールの審判基準明確化など細かい安全対策も強化されています。
アドバンテージや本拠地開催方式は昨年と同様に継続です。
延長戦・引き分け時の決まり方や「同数」での決着パターンを検証
CSならではのポイントが、「延長戦」「引き分け」「同数決着」の取り扱い。勝ち進み条件を分かりやすくまとめます。
- セパどちらも延長12回まで
- 12回終了時点で同点の場合は「引き分け」として扱う
引き分け・同数の場合の勝者の決め方
- ファースト、ファイナル両ステージとも「勝利数」が同じ場合は、レギュラーシーズン順位が上の球団(2位または1位)が勝者に
- ファイナルステージの場合、アドバンテージ1勝込みで「3勝3敗(引き分けを除く)」となった際も、1位球団が日本シリーズ出場
- 例1:ファイナルステージ6試合で3勝3敗になったとき → 1位球団が進出
- 例2:勝利数が片方に傾けばその球団が日本シリーズへ
この独特なルールがあるため、下位球団は“勝ち越し絶対必須”という緊張感があります。
まとめ
- 2025年CSは10月11日からファーストステージ開始、日程に例年通りの余裕あり
- ファーストステージは3試合制、2位球団本拠地、2勝先取でファイナル進出
- ファイナルステージは1位球団1勝アドバンテージ付きで6試合制、1位本拠地開催
- 延長戦は12回まで、引き分け多数や勝利数が同じ場合は上位球団が勝ち上がり
- 2025年はセ・リーグで予告先発制度が新導入、衝突ルール強化など細かい改定も
2025年のクライマックスシリーズは、ホームアドバンテージやアドバンテージ制度、延長・引き分けルールが、レギュラーシーズン順位上位の球団を“より強力に後押しする”仕組みになっています。戦略性が高まる新ルールや、最後まで目の離せない勝ち抜け条件など、今年ならではの見どころが満載です。観戦や応援前の事前知識として、ぜひ参考にしてください。
※本記事の内容は執筆時点の情報をもとにご紹介しています。詳細は変更となる場合がありますので、必ず最新の情報は公式サイト等でご確認ください。
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