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ブルージェイズの本拠地はなぜカナダ?青い鳥の由来から歴代日本人選手の活躍まで徹底解説

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2025年、カナダ唯一のMLB球団「トロント・ブルージェイズ」が、ついに歴史の扉を再び開きました。
なんと1993年以来、実に32年ぶりにワールドシリーズへ進出。
その相手は、世界的スター・大谷翔平を擁するロサンゼルス・ドジャースです。

メジャーリーグベースボール(MLB)といえばアメリカのプロ野球リーグという印象がありますが、その中に唯一カナダを本拠地とするチームがあるのをご存じでしょうか。

なぜこのチームがアメリカのメジャーリーグに参加しているのか、そしてチーム名の「Blue Jays」がどんな意味を持つのか――。
本記事では、ブルージェイズの誕生背景、本拠地ロジャース・センターの魅力、青い鳥の名前の由来、さらにチームで活躍した日本人選手たちまで、最新の情報をもとに徹底解説します。


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カナダにMLBチームが誕生した理由

エクスパンション(拡張政策)による誕生

1977年、MLBは球界拡張計画(エクスパンション)を実施し、新たな市場としてトロントとシアトルを選びました。
当時のトロントは経済発展や多文化都市として注目を集めており、スポーツマーケットとしてのポテンシャルが非常に高かったのです。
すでにアイスホッケーやラクロスなどのスポーツ文化が根付いていたことも、カナダ野球進出の大きな後押しとなりました​

  • 1977年4月、ア・リーグ東地区に加盟
  • チーム名は一般公募で「Blue Jays」が採用
  • 初代オーナーはカナダ最大級の企業・ラバット社

創設初期は「本当にファンがつくのか」と疑問視されましたが、トロント市民はチームを熱狂的に支え、地元スポーツの象徴として育っていきました。

MLBは「北米リーグ」として成り立つ

ブルージェイズがカナダに本拠地を置けるのは、MLBが国家単位ではなく北米エンターテインメントリーグとして設計されているためです。
1969年にはモントリオール・エクスポズ(のちのワシントン・ナショナルズ)も加盟しており、これがカナダ球団誕生の前例となりました。
国境を越えて運営できるだけの経済・文化基盤が整っていたことが、両国のスポーツ交流の礎となったのです。​


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ロジャース・センター ― カナダが誇る開閉式ドーム球場

1989年に完成したブルージェイズの本拠地「ロジャース・センター(旧称スカイドーム)」は、世界初の完全開閉式ドーム球場として知られています。
天候に左右されない構造と近未来的デザインが話題となり、カナダの技術力を世界に示す象徴的な建造物となりました。​

基本情報

  • 開場:1989年(旧名称:スカイドーム)
  • 所在地:トロント市中心部・CNタワーの隣
  • 収容人数:約49,000人
  • 観光地としての人気:年間を通じてコンサートや展示会を開催

ロジャース・センターは単なる球場ではなく、
「都市とスポーツの融合」を体現するランドマークです。
球場内からはトロントの名物タワーが目の前に見え、夜にはライトアップされた街とともに観戦を楽しむことができます。

まるで“都市の中のオアシス”のような球場なんですね!!

名称の由来と文化背景

もともと「スカイドーム」と呼ばれていたこの球場は、2005年に通信大手ロジャース・コミュニケーションズが買収し「ロジャース・センター」へ改称。
企業名を冠したことで一時的に反発もありましたが、いまでは地域と企業の共生を象徴する名前として親しまれています。​

ここでのホーム戦は、カナダ全土が熱くなる“祭典”のような存在。特に2025年のワールドシリーズ進出で、ロジャース・センターは国民的歓喜の舞台となりました。


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チーム名「Blue Jays」の由来 ― カナダの青い鳥

ブルージェイズというチーム名は、北アメリカに生息する青カケス(アオカケス、英名:Blue Jay)から取られています。
この鳥はカナダのオンタリオ州を中心に見られる鮮やかな青い羽のカケス科の鳥で、知性と勇気の象徴ともいわれています。​

アオカケスの特徴

  • 学名:Cyanocitta cristata
  • 分布:カナダ南部からアメリカ東部にかけて広範囲
  • 特徴:青い羽と冠羽(とさか)がトレードマーク
  • 象徴:誇り、聡明さ、そして大胆さ

チーム名が決まったのは公募によるもので、数万件の応募の中から「Blue Jays」が選ばれました。
カナダの自然を象徴し、地域らしさと球団の誇りを兼ね備えた名前だったためです。
また「Blue」はチームカラー、「Jay」は活発で勇敢な姿勢を意味します。​

ロゴに込められた想い

ブルージェイズのロゴには、横顔の青カケスとカナダ国旗のメープルリーフが配されています。
これは“カナダを代表するチームである”という誇りと、“カナダの自然とともに生きる”文化を象徴しています。​


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ブルージェイズを彩ってきた日本人選手たち

カナダ発の球団ブルージェイズには、これまでに8人の日本人・日系選手が在籍してきました。
その中には、ファンに愛された個性派や、短期間ながら印象的な活躍を残した選手も存在します。

主な日本人・日系選手たち

  • 大家友和(2007):日本人初のブルージェイズ正所属投手。正確な制球が持ち味。
  • 川崎宗則(2013〜2015):ファンに最も愛された日本人選手。明るくユーモラスな言動でトロントの人気者に。
  • 青木宣親(2017):ヒューストンからの移籍で加入。日本復帰前のラストMLB球団として印象深い存在。
  • 山口俊(2020):日本プロ野球から挑戦。登板数は限られたがメジャー経験を得た。
  • 加藤豪将(2022):日系二世としてメジャーデビューし、2025年現在は球団アナリストとして在籍。
  • マイケル中村・田澤純一・平野佳寿なども一時的に所属またはキャンプ参加経験を持つ。

これらの選手たちがブルージェイズに残した足跡は、単なる成績以上の価値があります。
特に川崎宗則はファンイベントにも頻繁に登場し、チームの文化的アイコンとして今もトロントで語り継がれています。

川崎選手は2013年にイチロー(マリナーズ)と別れ、独力で英語とチーム文化を学び、ファンの支持率は当時チーム内トップクラスでした。
ファンの間では今なお“ムネ・カワサキ伝説”として語られています。​


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現在のブルージェイズ ― 2025年の快進撃

2025年、トロント・ブルージェイズは32年ぶりにワールドシリーズへ進出。
相手は大谷翔平擁するロサンゼルス・ドジャース。
この“日米スター激突”のシリーズは両国で視聴率記録を更新しました。

ブルージェイズはブラディミール・ゲレーロJr.やボー・ビシェットといった若手主力が成熟期を迎え、ケビン・ガウスマン率いる投手陣が盤石。
経営面ではロジャース社の安定した支援があり、フロントの補強戦略も的中。
まさに「カナダ野球の黄金期」を迎えています。​

ブルージェイズは、2023年オフに大谷翔平の争奪戦で最後まで候補に残りながら獲得を逃した経緯がありました。
その悔しさが選手・フロントに強いモチベーションを与え、「今度こそ大谷を倒して世界一へ」という明確なテーマを持ってチームが結束した、とも言われていあすね。


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まとめ

ここまで、ブルージェイズの誕生から本拠地、チーム名の意味、そして日本人選手まで紹介してきました。
カナダ唯一のMLBチームでありながら、今や北米を代表する人気球団へと成長したブルージェイズの歩みは、
スポーツが国境を越えて人々をつなぐ力を体現しています。

  • ブルージェイズは1977年に誕生したカナダ唯一のMLBチーム。
  • 本拠地ロジャース・センターは世界初の開閉式ドーム球場で、トロント観光の象徴。
  • チーム名はカナダの青い鳥・アオカケス(Blue Jay)に由来。
  • 川崎宗則、青木宣親など日本人選手も歴史に名を刻む。
  • 2025年にはワールドシリーズ進出を果たし、カナダ全国が熱狂。

ブルージェイズの存在は、単なる野球チームではなく、「カナダの誇りとアイデンティティ」を象徴する存在と言えます。
これからも「北の蒼き翼」が見せる戦いに注目していきたいところです。

※本記事の内容は執筆時点の情報をもとにご紹介しています。詳細は変更となる場合がありますので、必ず最新の情報は公式サイト等でご確認ください。

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