今年(2025年)の台風シーズン、7月に入り気になるのが“台風6号”についての情報ですよね。巷ではもう「台風6号のたまごが出現した?」という噂もちらほら出ていますが、2025年7月5日午前時点では公式な“たまご”は確認されていません。
この記事では、
- 米軍合同台風警報センター(JTWC)
- ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)
- 気象庁(JMA)
- Windyなど民間気象サービス
を総合的にチェックした最新情報をまとめました。専門用語にもできるだけわかりやすい説明を加えていますので、ぜひ最後までご覧ください。
\いざという時の備えに/

現在の台風発生状況と“たまご”の有無
◆ 気象庁の公式情報
気象庁によると、2025年7月5日現在、台風6号のたまご(熱帯低気圧や熱帯擾乱)は発生していません。現在は台風3号(ムーン)がすでに発生しており、南シナ海には台風4号となる熱帯低気圧が確認されています。
◆ 米軍JTWC(Joint Typhoon Warning Center)
JTWCは北西太平洋の熱帯低気圧・台風を6時間ごとに監視しており、7月5日時点では台風6号のたまごとみられるシグナルは出ていません。
台風3号(MUN)と台風4号(FIVE)のみが監視対象で、その他の熱帯擾乱(例:98Wなど)については現時点で台風6号に直結する可能性は低いと見られています。
◆ ECMWF(ヨーロッパ中期予報センター)とWindy
ECMWFは精度の高い10日間の数値予測モデルを提供しています。WindyではこのECMWFの予測をビジュアルで確認可能。
現時点ではフィリピン東〜南シナ海に台風6号のたまごとなる明確な低気圧は現れていませんが、7月12日〜13日頃に新たな低気圧が現れる可能性があるとのシミュレーションもあります。

現在(2025年7月5日)の時点では台風6号のたまごは出現していないみたい。
各機関の特徴と比較
機関 | 強み | 更新頻度 | 備考 |
---|---|---|---|
気象庁(JMA) | 日本近海の詳細な進路・強度予測 | 3時間ごと | 日本語対応 |
米軍(JTWC) | 広域・早期の台風たまご監視 | 6時間ごと | 英語/UTC |
ECMWF | 長期・高精度な数値予報 | 12時間ごと | Windy上で視覚化 |
Windy | リアルタイム気象可視化 | リアルタイム | 複数モデルを選択可 |
台風“たまご”の発生メカニズム
台風のたまご=熱帯低気圧が発生しやすい条件:
- 海面水温が26.5℃以上
- 上空との気温差による大気の不安定さ
- 5度以上の緯度(コリオリ力が働く場所)
- 風のせん断が小さい
これらの条件がそろうと、熱帯擾乱が台風に成長する可能性が高まります。
台風6号のたまご発生の確率と過去傾向
過去の統計からみても、台風6号は7月中旬〜8月上旬に発生する傾向があります。
発達確率:
- 一般的な熱帯低気圧 → 台風へ昇格:約50%
- 米軍JTWCが「High」判定 → 約70%の確率で台風に

7月中旬以降だとちょうど夏休みに入ってきますね。旅行とか予定してる人は注意して今後の動きを確認してくださいね。
Windy・ECMWFでの今後の兆候
7月5日現在、WindyやECMWFモデルではまだ台風6号のたまごとされる低気圧の出現は確認されていませんが、7月12日〜13日頃に南シナ海や小笠原近海に低気圧性の渦が現れる可能性があると一部モデルが示しています。
今後の注目ポイント
- 7月12〜13日頃の新たな熱帯低気圧の出現有無
- JTWCの「Medium」や「High」判定が出るかどうか
- 気象庁が監視対象とするか
まとめ
- 2025年7月5日現在、台風6号のたまごは未確認
- 台風3号(ムーン)は発生済み、台風4号のたまごは南シナ海
- WindyやECMWFでは、7月中旬に新たな低気圧が出現する可能性あり
- 統計的にも台風6号は7月中旬以降に出現するケースが多い
- 発達率は一般で約50%、JTWC High判定で約70%
2025年は海面水温が高く、台風のたまごが発生しやすい環境が続いています。今後も各気象機関の予測を確認し、必要に応じて早めの対策を心がけましょう。
※本記事は、今後台風6号に関する新たな情報が入り次第、随時更新してまいります。最新の気象情報を反映するため、定期的にご確認いただけると安心です。

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